商品でもなく、お客さんのオーダーでもなく、自分用に最近作ったのが車のシートカバー。



セルビッジデニムを使ったシートカバーで、レザーと組み合わせてポケットも付けてみました。






荷物を後ろに頻繁に出し入れするので、シートにダメージや汚れがいかないようにするための防止策。

これで荷物がシートに当たっても汚れを心配することなく使えそうです。

収納力はそれほど必要ありませんが、紐を切ったり、メモしたり、ちょっとした作業をする時にカッターやハサミ、3色ボールペンなどが収まる分だけの最低限のポケットを完備。

レザーポケットの横には、タオルやてぬぐいなどを掛けるタオルハンガーも付けてみました。


自分用に何気に作ってみましたが、これってあったら結構便利じゃありません?

一般的に売られているナイロンのシートカバーじゃなんか物足りない・・・そんな時にはこれ。

もしオーダーがあれば作りますので、お気軽にご相談ください。
 
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先日新しく仕入れた牛ヌメ革でいろいろと試作品を作ってみました。

まずはキーケースと、愛用しているホテルキーのチャームとして端革を付けてみました。



ハリのある革なので、キーケースは結構しっかりとした感じの印象。


そして現在メインで穿いているエスキスバオリジナルジーンズの革ラベルとして縫い付けてみました。



コーンデニム社製、メイドインUSAのセルビッジデニム。

しっかりとした染めと対照的なカラーが新鮮。

これらがどのように経年変化していくのか見守っていきたいと思います。
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うちのお店まわりには植物をたくさん置いています。

ここに引っ越してきた当初は花壇にもグリーンはなく、なかなかの殺風景具合だったんですが、芝生を敷いたりアイビーを這わしたりとグリーン化計画を進め、今では植えるスペースもないほどこんもりしています。

植物がたくさんあると水やりもなかなかひと苦労。

特にこの夏の季節はすぐに土が乾くので、毎日欠かせません。


そして水やりをしていて、薄々気づいていたのですが、水しぶきがかなり自分に跳ね返ってくるのです。

「まぁ水なので乾くからいっか」とあまり気に留めていなかったのですが、よくよく考えると「エプロンをすれば水の跳ね返りを気にせず水やりができるやん!」と当たり前のことを思いつき、ガーデニング用のエプロンを製作してみました。




工房に残っていた岡山産のシャンブレー生地を使ったガーデニングエロプン。

丈を長くして、ボトムスの裾にも水がかからないようにしています。

ウエストに簡単なポケットも付けたので、携帯電話とかを入れておくことも可能。


ちなみにポケットと裾にはセルビッジを使用し、ちょっとしたアクセントにしました。





白耳のラインがこのシャンブレーの生地と相性が合っていると思います。

またライトオンスの生地なので、腰に巻いてもごわつかず、重さを感じることは全くありません。



ちなみに巻いてみるとこんな感じ。




見てのとおり、エプロンが背後まで回り込んでいるので、これなら水がどの角度から跳ね返ってもまずボトムスが濡れることはナシ。

鉄壁の防御です。

ウエストのヒモも前で縛れるように長くしていますので、着脱も簡単。


このガーデニングエプロンは販売用で作ったわけではありませんが、思いのほか非常に良い出来なので、色んな生地で作って販売できればと思っています。

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現在本生産に入っているレギュラージーンズ。


その最終サンプルをここ数ヶ月穿いているのですが、そういえば革ラベルをまだ付けていませんでした。






革ラベルのないこのシンプルなバックスタイルにもどこか魅力はあるのですが、やはり革ラベルを付けた姿も見てみたい。


ということで、革ラベルを思いのままに自作してみることに。


薄めの栃木レザーをベースにして、そこにソーセージの絵柄を素直に入れてみました。





ちなみにこのソーセージのイラストですが印刷ではなく、なんと手書きでペイントしました!


手がプルプルしながら小筆を持ち半日かけてチマチマとペイント。


そして手縫いで縫い付けるために穴を空けこれで準備万端。





摩擦に寄って糸が切れにくくするために、縫い目のラインに溝を少し掘っています。


そしてジーンズに縫い付けること約10分。無事完了。





一般的な長方形ではなく、真四角にしたラベルがなんか新鮮。

文字も入れず、ソーセージのイラストだけが描かれた革ラベルがなんかいい感じ。


ちなみに溝を堀ったところを拡大してみると、




こんな具合に糸が少し沈み、革ラベルと同じ高さになります。


このひと手間を加えることで、ベルトなどの摩擦から糸切れを防ぐ効果が生まれます。

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数年前に古着で買ったSearsのハワイアンシャツ。





自分が着れるサイズではあるのですが、これを買ったのはそのまま着るためではなく、素材として何か活用できないかと思ったからです。


たぶんこれはそのままシャツとしてよりも、解体して何か他の物に転用したほうがきっと輝きを放つはず。


この絵柄がそう訴えかけてきます。





古着ならではの退色した感じと、ハワイの色使いがなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。


このシャツの縫い目をほどいてこれから解体し、ひとつの生地素材として新たな視点で見てみたいと思います。


限られた面積の生地で一体何ができるのか? はたして...

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パンのピアスの流れで作ったハンバーガーのチャーム。





ハンバーガーの部分はすべて革。


特にレタスのところが泣かせます。

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イレギュラーラインのジーンズとペインターパンツがもう少ししたら上がってくるということで、フラッシャーを今からコツコツと手作りで製作中。


そういえば “フラッシャー” って分からない方も多いかもしれません。

ジーンズのバックポケットに付いているラベルのことで、素材は紙製のものがほとんどです。

フラッシャーにはブランド名はもちろんのこと、シリーズ名やシルエット、生地のことなど商品情報が記載されており、ジーンズを買うひとつの手助けとなるツールでもあります。


エスキスバではそれを手作り。

まずはスタンプするイラストを消しゴムはんこで製作。





イレギュラーラインのメインイメージは「ソーセージ」。


これを消しゴムはんこに丁寧に起こしていきます。




そしてアメリカ製のワックスペーパーをホームベース型にカット。


そのカットしたワックスペーパーに作った消しゴムはんこをスタンプしていきます。





あとは乾くのを待つだけ。

でもここまででも結構大変なんです。


ということでフラッシャーはとりあえず予定数が完成。

ジーンズとペインターパンツが上がってきたらこのフラッシャーをひとつずつ手縫いでチクチクと留めていく流れ。


完成まであと少し。

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紙袋っぽいレザーバッグの使い方いろいろ。



その1: そのまま口をつまんで持つ









その2: 口をくるくるっと巻く








その3: 口を巻いたまま持つ








その4: 脇に抱える









その5: バッグ IN バッグとして




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前回の記事で紹介したレザーバッグ退化版をより紙袋っぽくするために、エスキスバのロゴをペイントしてみました。

一般的に紙袋にはブランドロゴやショップロゴが入っているものなので、ロゴを入れることでよりそれっぽくなるかも。


ペイントの手順としては特に変わったことはせず非常にシンプルです。


まずはロゴのアウトラインをレザーバッグに下書きします。





あとはこの下書きに合わせてペイントしていくだけ。



ペイントする塗料はピンストライプ塗料の定番「1 SHOT」を使います。





1 SHOTはサインや看板を製作する際によく使われるエナメル塗料で、カラーバリエーションも豊富。

MADE IN USAというところも魅力です。

缶のカラーリングも秀逸で、飾っておくだけでも絵になるデザインが気に入っています。



そしてこの1 SHOTの塗料を使い、筆で少しずつ塗っていきます。





希釈剤を入れて好みの濃さになるよう調節も可能ですが、今回は薄めずそのまま使いました。

筆は100円均一で買った安いものですが、筆先をカットして自分が使い易いようにカスタムしています。



一度塗りだけでは塗料のノリが不十分ということもあり、時間をおいて二度塗りしました。


約2時間の作業を行い、ペイント終了。






うん、やっぱロゴが入るとコマーシャルっぽくなり、より紙袋っぽさが増したような気がします。


このレザーバッグ、これから普段使いしてみて、その使い勝手をテストしてみたいと思います。
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駄菓子屋や露天で入れてもらう紙袋をイメージしたレザーバッグ

最近コツコツと種類を増やしていますが、新しいタイプを試作してみました。

希少なカンガルーレザーを贅沢に使い、ワイルドな革の端を袋の口に取り入れたレザーバッグです。





裏テーマとしては「紙袋が出来る以前の買い物袋」。


調べてみると日本に製紙技術が伝来したのは西暦610年とのこと。

それ以前も紙が日本にあった可能性は高いらしいのですが、どちらにせよ相当昔には違いありません。

そんな紙袋がない時代のプリミティブな買い物袋をイメージして作ったのがコレ。
(当時日本にはカンガルーが居ないのは置いといて...)



そいうこともあって、僕の中ではレザーバッグ“進化版”ではなく、レザーバッグ“退化版”と名付けています。

原始的で素朴な革のショッピングバッグ。



普通の紙袋と違うのは見た目だけでなく、作り方もちょっと変わっています。

中に入れた物を取り出しやすいように、サイドの縫いを途中までで止めています。






縫いを途中までにすることにより、口がガバっと開き、物が取り出しやすいという訳です。

あまり深いと、中が真っ暗で、手を奥に突っ込んで手探りで物を探さないといけないので。



持ち歩き方としては口を折り曲げて使ってもよし。

こんな風に口をクルクルっと巻いて脇に抱えて使いもよし。





オイルをたっぷりと含んだカンガルーレザーで作っているので、どこか高級感も感じさせます。


ただし一枚革で作っており、カンガルー1頭分をほぼ丸ごと使うので、最終的になかなかのいい値段なってしまいます。

なのでストックは特に用意せず、ご注文を頂いてから製作に入るオーダー商品になるかもしれません。


店頭にサンプルとして置いてあるので、もし気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

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