知り合いの方からのご依頼でワークエプロンを製作しました。

デッドストックの帆布の生地を使い、肩ヒモをレザー仕様にしたタイプです。



胸にはペンポケットを、お腹のところには収納力たっぷりのポケットがあります。
そしてエスキスバのロゴを手書きペイントで書かせてもらいました。

股部分にスリットが入っているので、歩いたりしゃがんだりも楽にできます。

ちょうど反の端っこだったので、生地番号のプリントが、胸ポケの上にくるように部取りをしたレアなエプロンとなりました。


木工作業の時に着用されるということで、その作業風景の写真を送ってもらいました。



なんとももうすでに馴染んでいる感じがスゴイ!ずっと長年使っていたかのように自然です。
そして作業場がおしゃれ!

ウチのDMがさりげなく後ろに飾って頂いているのも見逃せないポイントです。


このエプロンは首に掛けるタイプではなく、両肩で支えるタイプにしてあるので、長時間着用しても首が疲れるということはありません。

帆布のような重いしっかりとした生地の場合は首掛けタイプは向かず、こうした肩掛けタイプがオススメです。

逆にシャンブレーのような軽い生地の場合は、首掛けタイプにして、サっと着脱できるのがいいかもしれません。


Yさん、末永くご愛用いただければ幸いです。ありがとうございました☆
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約半年前に自分用にやや細めのレザーベルトを作りました。(その時のブログはこちら)

キレイなナチュラルカラーで、ちょっとだけ上品な感じに仕上げました。



これを使うこと6ヶ月。

飴色になって、かなり深い色合いになってきました。



作った時は白に近い色だったのですが、使い込むことで赤みが強くなり、革らしい風合いに。

やっぱりヌメ革は使い込むことで本来の力を発揮してくれますね。そこがホントおもしろい。


そして作った時にはしていなかったんですが、使い始めて数ヶ月後に、カシメの部分にレザーパッキンを付けてみました。



レザーパッキンの革だけちょっと色が違うのはそのせい。

でもこれもたぶん半年後には同じような色合いに調和されていることでしょう。

レザーパッキンを追加したのは補強のためもあるのですが、どっちかというと見た目を重視したため。

有るか無いかでベルトの顔つきがやっぱり違うので。

ハンマーで叩き潰しているので、形がちょっといびつなのがお気に入り。
 
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先日「なんか家の玄関アプローチのところが水漏れしているっぽい」ということに気付き、倉敷水道局に連絡。

そしてその電話した翌日、現場を確認しに工事部隊が到着。





地中を掘っていくと配管の接合部分にクラックが入り、ジョボジョボと水が噴き出していました。

それでも半日の工事で完了し、一部取り壊した花壇もきれいな状態になってひと安心。

築年数の経っている建物なので、何かとトラブルが出てきますが、ひとつひとつ直していくことで徐々に愛着が湧いてきます。

 
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革の魅力と言えば耐久性や手触りなどたくさんありますが、やはりその経年変化が好きという人は多いのではないでしょうか?

最初はどこかそっけない表情でも、使っていくとだんだん味わい深くなって、もう他のものでは代わりがないくらい唯一無二の存在となっていきます。

私たち作り手もアイテムを作った時が最終型ではなく、「長年使っていくとどうなるか?」という先を想像しながら作っていかないといけません。

なのでうちの商品を使ってくれている人に会った時には「この間のアレどうなりました?」とその変化っぷりを見せてもらうことが多々あります。

革の色はどのように変化しているだろう?
縫いにほつれやダメージがきていないか?
留め具に不具合はないだろうか?

など、実際に使ってもらっているものが本当に参考になります。


最近で言えば常連の方がうちで以前購入してくださったレザーブレスレットを見せてくれました。

これが購入された時と同じ状態のレザーブレスレット。



革を二枚張り合わせて、さらに手縫いで仕上げたシンプルながらも手の込んだ一品。

これを使っていくとこんな具合に激変していました。



本当に同じ革?と目を疑うほどの変わりっぷり。

茶褐色で重厚感のある雰囲気になって、どこか丸みをおびたようにも思えます。

まさにこの変化こそが革の醍醐味と言えるでしょう。

こうして愛用した痕跡のあるものを再び見るととても嬉しく思いますし、自分たちが作った時から手を離れ、そのオーナーの色に染まっていく姿はたくましく思えます。

 
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ちょっと前の話になりますが、自分用のベルトを作ってみました。



だいたい半年に一本のペースで似たような自分用のベルトを作っているような気がしますが、今回も似たようなものをなぜか製作。



やや細めの幅で、剣先をスクエアな形にしたちょっと珍しいタイプです。











剣先を気持ちだけ少し長くしました。



こうしたスクエアタイプのベルトってあまりないので、なんか作ってみたくなり現在ヘビーローテーションで使用中です。





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もうこれを買って何年経つでしょう?

たぶん10年前くらいになるのかな。

ビルケンのサンダル モデル名は「アントワープ」。



最初はある程度丁寧に履いていたものの、いつしか作業用のサンダルへと変わり、ほとんどこれと言ったメンテナンスもしないまま10年が経ちこんな具合に。

タバコというカラーで、元はきれいなブラウンだったのですが、つま先は剥がれ、ペンキ痕が残ったりと、もはやその姿は想像できないほど。


そこでこの汚れを隠す意味もあって、そろそろ染色なんかしてみたりして、心機一転してみようと思い立ちました。

革の染料を使っていざ実行!



一度塗り出したらもう戻れません。

「えい!えい!」と子供の落書きのように無心で染色していきます。


作業をすること15分。

なんと思ったよりもいい感じに仕上がってしまいました。



ビルケンのラインナップには無いマットな落ち着いたブラックが風格を出しています。

しかし自分で染めた場合は色移りのリスクも伴うので、色止めの処理をしておかないといけません。

これでまた新しいアントワープとして長年使っていけそう。
 
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我が家にはカッターがなぜかたくさんあります。

いつのまにやらこんな具合に。



紙を切ったり、革を切ったり、段ボールを切ったりと用途は様々で、ある程度は使い分けていますが、それにしてもこんなに多くは本当は必要ありません。

デザインであったり、持ちやすさであったり、グリップの良さであったり、いつの間にかお気に入りのカッターばかり使ってしまいます。

結局使うカッターっていつも同じものになりますね。


 
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お店にディスプレイしている観葉植物のポットカバーをレザーで作ってみました。





元々は知り合いの方からオーダーを頂いたのがきっかけで、そのサンプルとして作ったものです。

栃木レザーのヌメ革で作ったので、意外といい味になるのではと期待しています。

やっぱりこうしてポットカバーを付けるだけでも、見栄えが違いますね。

 
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先日のとある日のこと、うちに古い振り子時計がやってきました。



ウチの趣味に合いそうということで、知り合いの知り合いから回り回ってもらったもの。

箱を開けるともうそのアンティークさにホレボレ。




時計全体フォルムもいいし、深みのある落ち着いた色も時代を感じさせます。

そして文字盤も使い込まれた愛情が伝わってきます。



13時から24時のシールが貼られているのもご愛嬌。

持ち主の思いが伝わってきます。


「見るからに古そうだね」と話していたら、時計の裏に買った時のことが書かれていました。




昭和10年? ということは1935年! 戦前のものです。


古いのは気に入ったけど、実際に動かないと意味がない。

「ちゃんと今でも動くの?」と若干疑いながらネジで巻いてみると、ついさっきまでバリバリに使っていたようにチクタクと動き出しました。



お店の一画に飾って、また新たな居場所を見つけた振り子時計。

今、店内でチクタクと静かに時を刻んでいます。

 
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先日新しい牛革を取り寄せました。



ちょっと白が強いキレイな質感が特徴の革。

状況に応じて使い分けれるように、1mmと2mmに漉き分けしてもらいました。



この革で素直に財布やカードケースを作ってみるのもいいかも。

どのように経年変化するのか楽しみなので箸革を使ってまずはテスト品でも作ろうかな。


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